ミステリと言う勿れ｜ネタバレ3巻6話エピソード4-2死人は出ずとも恐怖が凄い!

人気少女漫画『ミステリと言う勿れ』がとっても面白く、3巻6話にあたるエピソード4-2のネタバレや感想、そして無料で読める方法などお伝えしたく…今回は『ミステリと言う勿れ』3巻6話(エピソード4-2)のネタバレと感想、そして無料で読めるお得な方法をお伝えします！

 

田村由美「ミステリと言う勿れ」(電子版)。大長編SF・7seedsの次作がミステリとは。天パ主人公が事件に巻き込まれるのだがこの主人公が相当面倒くさい。主人公の屁理屈を楽しむマンガ。3巻は一族集まっての遺産相続編。横溝正史ぽくなってきました。次巻に続くのか！ pic.twitter.com/rt40FBTCtX

— 夜明けの睡魔 (@yoakenoswimmer) 2018年12月29日

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ミステリと言う勿れ前回までのあらすじ(5話)

広島に着いた久能（くのう）は、狩集 汐路（かりあつまり しおじ）という女子高生に出会います。

汐路は、ガロの推薦でもあると話し、一族の遺産相続争いに協力して欲しいと言います。

広島行きが仕組まれたものであると悟った久能は、しぶしぶ了承するのでした。

 

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ミステリと言う勿れ｜ネタバレ3巻6話(エピソード4-2)

「相続人の皆さんで話し合いませんか」
久能が提案しますが、誰一人聞こうとしません。
汐路は遺産を争うライバルなのだから当然だと言います。
それから一同は狩集家の本宅である大屋敷に移動します。

屋敷の入口には大きなアメジストドームが飾られてます。
魔除けにもなるので、昔から置いているらしいと汐路が言います。

廊下を歩いてくと、割烹着を着た女性が出迎えてくれます。
名前はマリといい、祖父のいとこで、住み込みで祖父の世話をしていたのだと言います。
マリは久能を見て、その人が超絶美形の彼氏なのかと驚きます。

久能は、生涯の伴侶を連れて来るのが条件だと遺言書に書いてあった話をします。
汐路はそんなのは形だけでいいのだと答えます。
新音（ねお）や理紀之助（りきのすけ）も見栄えのいい知り合いを連れているだけなのです。

今日は本宅に泊まることになり、久能は部屋や風呂が人と一緒なのは無理だと言います。
汐路は「好きにして」と言い、今日のお詫びとお礼を口にしてから、自分の部屋に向かいます。
久能は金縛りにあいながらも、なんとか就寝するのでした。

翌朝、久能が庭に出るとと、汐路がお参りをしていました。
祖父も毎日していたのだと言って汐路が歩き出すと、ガシャン！と大きな音がしました。
上から植木鉢が落ちてきたのです。

汐路は誰が落としたのだと叫びます。
宣戦布告ということなら、こっちも容赦しないからと。
久能は偶然なのではないかと驚きますが、汐路は「だから怖いって言ってるの」と言います。
そして、朝ご飯ができるまで、庭を案内してくれることになりました。

そこは、一個人のものとは思えないほど広い庭園でした。
狩集家の遺産の大半は不動産なのです。
少し歩くと、祖父から与えられた蔵が4つ並んでるのが見えます。
理紀之助が貰った明聡の蔵、新音の忠敬の蔵、ゆらの温恭の蔵、汐路の問難の蔵です。
それぞれ異なった変わった形をしています。
どれも古く、戦争でも倒れなかったのだそうです。

すると家政婦のマリが朝ご飯ができたと呼びに来ました。
食卓に広島菜が並んでおり、久能は好物なのだと喜びます。
朝ご飯を食べ終え、汐路は久能をお好み焼き屋に連れてきます。
食べたばかりなので久能はぎょっとします。

本当は朝ご飯にお好み焼きを食べたかったが、せっかくマリや母たちが作ってくれたから遠慮したのです。
久能はヘラでお好み焼きを切りながら、汐路は蔵について話し始めます。
4つの蔵は昔から開かずの蔵だったのですが、一度だけ父が出入りするのを見たことがあると言います。
こそこそしていたので、恐らく祖父には内緒で鍵を持ち出したのだろうと。

その頃の汐路の父は、妻には内緒でしょっちゅうここに来ていたと言います。
いつも深刻そうで、ほか3人の兄弟たち、つまり新音の母、理紀之助の父、ゆらの母たちと言い争うことが多かったそうです。
それから半年くらい経った冬の朝、4人が乗った車が崖下に落ちて、全員即死だったと話します。

「多分殺し合ったんだと思う」
きっと誰かが失敗して、うっかり全滅したのだろうと。
それは汐路が8歳の頃の話で、遺産相続のための争いは既に始まっていたのです。

汐路の祖父が遺産を相続した時も、兄弟が2人も海に落ちて亡くなったのだと言います。
その上の祖父も祖母も、皆殺し合ってきたのだと。
そして、今度は孫の自分たちが争う番なのです。
お題の意味は分からないけれど、それを解いて、生き残って、財産を勝ち取りたい。
「だから整くん、手伝って」
ガロの代わりに守って欲しいと汐路は言います。
自分は久能のように、マフラーをきっちり巻いたり、ネックレスを付けることができないのだと話します。
首を絞められると思ってしまうからです。

久能は「ハンマーしか持っていなければ、全てのものが釘が見える」とアメリカのことわざを呟きます。
そして、汐路への協力を了承するのでした。
ただし、自分に対しては一切嘘をつかないことを約束して欲しいと言います。
汐路のことを信用できなくなるからです。

汐路は了承し、そろそろ行こうと席を立ちます。
そして、久能に本当は広島の人なんじゃないかと尋ねます。
箸ではなくヘラでお好み焼きを食べているからです。
久能は黙って、席を立つのでした。

2人は屋敷に戻り、蔵を開けます。
古い扉は非常に重く、2人掛かりでやっと開きました。
中は埃まみれで、意外にもガラガラでした。

久能は、この扉が閉まったら2人で閉じ込められてしまうからと、見張り係に汐路の母を呼びます。
そして汐路と久能で蔵の中を捜索します。

しばらくして、同じ大きさの箱がたくさんあることに気付きます。
どの箱にも日本人形が入っているのです。
久能が人形を見て「3体足りない…」と呟くと、汐路も考えます。
全部で12箱ある、つまり12ケ月の人形ということに気付きます。
ここには9体しかないため、3カ月分の人形が見当たりません。

汐路は春っぽい衣装の人形がないと言います。
すると、幼い頃に桜の柄の着物を着た日本人形を見たことがあるのを思い出します。

桜柄の着物を着た人形を触ろうとすると、父に叱られたと言います。
「これは持ち主に返さないとね…」
悲しそうな顔をして言う父のことを、汐路は思い出します。

すると、入り口から大きな足音がしたと思うと、新音が入って来ました。
ここの蔵は人形なのかと大声で話します。
自分の蔵は茶碗や皿ばかりなのだそうです。

久能と汐路は、新音の蔵も見せて貰うことにします。
新音の蔵には、古い茶碗や皿などの陶芸品、しかも宮島焼がぎっしりと詰まってました。
新音は多少知識があるらしく、本物と偽物が混ざっているのだと言います。
本物だけあるものと、偽物だけあるもの、本物と偽物が混ざっているものなど様々です。

汐路の蔵の人形は数が足りなかった。
そして、新音の蔵のお茶椀は、数が多い。
“過不足なくしろ”という遺言書の言葉が気になります。

新音が他の2人の蔵も見に行こうとすると、丁度ゆらの姿が見えました。
中に何があったのか尋ねますが、ゆらは言うわけがないと怒ります。
新音はゆらの娘である幸（さち）に何を見たかと優しく聞きますが、久能に止められてしまいます。
子供をスパイにするのはやってはいけないと。
自分がうっかり話したことで、親の足を引っ張ったと一生後悔する羽目になるのです。

新音はあんな子供にはまだ分からないと言いますが、久能は子供は馬鹿じゃないと言います。
そして、「自分が子供の頃馬鹿でしたか？」と尋ねます。
新音がハッとすると、向こうから「汐ちゃん！」と声がしました。

黒髪の男性が笑顔で歩いて来るところでした。
「朝ちゃん！」と汐路は大喜びで飛びつきます。
顧問弁護士である車坂（くるまざか）の孫で、名前は朝晴といいます。
汐路の初恋の人なのだそうです。

朝晴は久能を見て、彼がメールに書いていた超絶美形の彼氏なのかと問います。
ちょっとイメージと違ったと笑うと、久能は遠い目をします。

すると朝晴は、おみやげだと言ってほかほかの焼き芋を出します。
半分に割り、大きい方を汐路に渡します。
「僕は大人で、汐路は多部盛だから」と朝晴は微笑みます。

朝晴が蔵に何が入っていたのかと尋ねてきたので、久能はあるホラー映画で走ってくるような人形だと答えます。
朝晴は「そんな大きくないでしょ」と苦笑します。

新音は朝晴に、まだ弁護士になれないのかと聞きます。
朝晴は痛いところをつかれたと困ったように笑います。
車坂家に生まれたら弁護士にならないといけない決まりがある。
兄弟がいれば別だが、1人っ子の朝晴は、逃れられないのです。

朝晴が話し終わったところで、新音は車を出して欲しいと頼みます。
宮島焼の店に行きたいのだと言います。
久能や汐路も車に乗りこみ、一緒に宮島焼の陶器店に向かいます。

新音を見た店主が、新音の母には生前贔屓にして貰ったのだと話します。
亡くなったことが本当に残念でならないと。
新音は、葬儀に花を送ってくれたことに対するお礼を言います。
家での態度とは打って変わって丁寧なので、新音はああ見えて会社員なのだと汐路たちは感心します。

新音は早速蔵にあった陶芸品を見せて、これは鳫作なのかと店主に尋ねます。
店主は頷き、これと似たような物を見たことがあると言います。
実は生前、新音の母や汐路の父が何度かこの贋作を持って来たのだと。
どこの誰が作ったのが分からないのだと話していたそうです。

汐路は、その時父が何か言っていなかったかと尋ねます。
店主は考え、本物の方を持ち主に返さなければいけないと言っていた気がすると話します。
汐路が幼い頃に聞いた父の言葉と同じなのです。

それから久能たちは屋敷に戻り、“持ち主”が誰なのか話し合います。
汐路は、父たちも“過不足なく”しようとしていたのかもしれないと言います。
祖父から何かお題を出されていたのではないか。

すると理紀之助が汐路を呼び、自分の蔵を見ないかと言います。
不気味だけどと補足しますが、汐路は頷きます。
ゆらはどうしているのかと尋ねると、蔵にこもりっきりなのだと理紀之助は言います。
何か面白いものがあるのでしょうか。

その頃、蔵の中にいるゆらは「気持ち悪い…」と眉をひそめます。
蔵の中に、座敷牢があるのです。
どういうことなのかと頭を悩ませていると、入口の方から物音がしました。
ゆらが驚いて振り向くと、扉が閉められてしまったのでした。

 

と、ここまでが『ミステリと言う勿れ』3巻6話エピソード4-2のネタバレです。

＞＞『ミステリと言う勿れ』3巻収録の7話エピソード4-3のネタバレはコチラから

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