タマロワ｜ネタバレ考察26話(4巻)本番中井田は激しさに身を任せ五十嵐を殴り…

今回は原作:山口ミコト先生/漫画:まりお先生の『タマロワ〜100％金目当て 資産35億のイケメンを巡る訳アリ女達の玉の輿バトルロワイヤル』4巻26話のネタバレ込みのあらすじや感想や、『タマロワ』の単行本をお得に読める方法についてまとめました。

『誰か一人を失格にする権利』を手に入れるため、井田は五十嵐に誘われるがまま行為をすることに。

これまで大人の姿勢で才女ぶりをみせていた井田だったが、自分が凶悪犯と疑われたことに苛立ちを隠せない。

後藤を失格にするために本気を出した彼女は、今までの姿からは想像がつかないほどの『本性』を見せ始め＿＿。

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タマロワ｜26話4巻〈勃てばいいんでしょ〉ネタバレ

『誰か一人を失格にできる権利』を対価に、五十嵐(いがらし)は井田(いだ)を行為に誘った。

それは後藤(ごとう)が井田を怪しんでのことであり、頭の良い井田には疑いをかけたことがバレてしまっていた。

後藤を失格にするために井田はこれまでにない積極性を見せ、後藤の協力もあって五十嵐の準備もある万端になり、いざ本番。

なんと井田は激しさに身を任せ、痛がる五十嵐を思い切り殴ったのだ！

才色兼備で社会的地位もあり、過去のトラブルから人の痛みも身をもって知っている井田。

そんな彼女が今、後藤の目の前で思い切り人を痛めつけているのだ。

五十嵐が驚いたり痛がったりして声を発すれば発するほど、井田の暴力はエスカレートしていく。

ついには五十嵐の首を絞め始め、助けを求められた後藤が間に入った。

｢ダメです！今あなたがやっているのは、あなたが嫌いと言った『暴力』そのものですよ！｣

後藤のその言葉で我に返った井田は正気に戻り、その表情は青ざめている。

｢また…やってしまったの…。｣

へたれこんで目の前の状況に血の気の引いている様子の井田は、行為中に暴力をふるわざるを得ない『暴行犯』だったのだ！

過去に井田は初めての彼から『調教』を受け続けていた。

そして一時はそのプレイに完全に溺れていたこともあったが、自身の経営する会社がもう一段階ステップアップをする際に、このままではいけないと感じたのだ。

そしてその彼から離れるために行ったことが、『全てやり返す』ことだった。

痛みと恐怖に怯えさせれば、二度と自分の前には現れないだろう。

そんな気持ちで、井田は彼を縛り鞭で打ち付けた。しかしそこで気がついてしまったのだ。

自分は攻められるよりも攻める方が好きだということに。

そしてその彼はすぐに井田の前から姿を消した。

その後平穏な日々が続き、2人目の彼氏ができた。

至って平凡な人畜無害で常識のある男性であり、関係は良好だった。

しかし夜を共にし、井田が気がついた時には殴られ恐怖に震える男が目の前にいたのだ。

もちろん男は井田に酷い言葉を投げかけたが、厳罰を望まなかったらしい。

井田が自首した際にそのおかげで罰金もわずかな額となり、罪を償った。

しかし、会社も当然手放すこととなり、恋人とも別れることになるという結末。

井田は同時に大切なものを2つも失ってしまったのだった。

そんな過去を後藤の前で話した井田。

暴力をふるう自分が嫌いだと泣き出し、そのせいで暴力が嫌いだと言う。

どれだけ外見を繕っても、中身は人を傷つけて悦ぶ最低のクズだと後悔の涙を流した。

その姿を見た後藤は｢そんなことない！｣と思い切り井田を抱きしめる。

たしかに危険な性癖であり、後藤も井田の本性を暴くためにこんな場を設けた。

しかし、後藤が知りたかったのは井田の『善良』な部分だったのだ。

初日の自己紹介で経験人数は2人だと話した井田。

つまり、暴力をふるって以降誰とも関係を持たなかったのだ。

お金に不自由のない井田がその気になれば関係を買うこともできただろう。

しかしそれをしなかったのは『もう誰も傷つけたくない』と井田が思ったからなのだ。

他者を傷つけないために孤独に耐えることができるのは、井田がその善良な部分を持っているからだと後藤は話す。

それを聞いた井田はまるで子供のように涙をボロボロとこぼし、嗚咽をあげて泣きじゃくったのだった…。

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タマロワ26話4巻感想考察まとめ

今回は『タマロワ』4巻に収録されている26話のネタバレと感想、そして無料で読める方法をお伝えしました。

暴行犯の正体は井田だったんですね。

過去の回想シーンや前回の雲行きから予想はついていましたが、本人が後悔しているからこそなんだか胸が痛くなりました。

自分でコントロール出来ないということがどれほど怖いことなのか…。

でも、井田はそんな自分を少しでもコントロールするために、行為から遠ざかっていたんですね。

特定の相手を作らず、お金で解決させようともせず、自分を我慢させる形を選んでいました。

後藤の言う通り、確かに暴行は褒められるものではありませんが、自分の欲に溺れないように孤独に耐えた彼女は善良な性格と言えるでしょう。

いつか彼女が幸せになれるといいなと思わされるお話でした。

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