スズキさんはただ静かに暮らしたい｜ネタバレ2話(1巻)!現実と直面できない仁輔…

『スズキさんはただ静かに暮らしたい』が面白く1巻2話のネタバレから無料で読める方法までお伝えしたくて、今回は佐藤洋寿先生の『スズキさんはただ静かに暮らしたい』1巻2話のネタバレや無料で読める方法についてお伝えします♪

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スズキさんはただ静かに暮らしたい｜前回までのあらすじ(1話)

父を亡くし、心を閉ざしていた仁輔は誕生日プレゼントをきっかけに、母、仁美に感謝の気持ちを告げる。

そしてまた二人で頑張っていこうね、と心に誓ったその時、思わぬ魔の手が仁美を襲い・・・。

＞＞『スズキさんはただ静かに暮らしたい』1話のもっと詳しいネタバレはコチラ

スズキさんはただ静かに暮らしたい｜2話(1巻)ネタバレ

「静かに暮らしたいだけなのに…」

事件に巻き込まれた？スズキさんは頭を抱えて絶叫しつつも、そう呟いて、とある場所にて過去を思い返します。

反社会的勢力と思われる集団を皆殺しにした過去、どうやらスズキさんは殺し屋のようです。

その帰り、幸せそうな母娘が頬を寄せ合って、温かいと言っていたのを思い出し、自分も銃身に頬をあてます。

「…冷たーい」

 

仁輔は母、仁美が優しく呼びかけてくれる夢を見ていましたが、目を覚まします。

しかしそこは知らない場所、どこだろうとキョロキョロしていると聞き覚えのある声がかかります。

振り返るとそこにいたのは”隣のオバサン…！”と言われて軽～くキレているスズキさんでした。

ここはスズキさんの隠れ家のひとつであり、周りくどい話が嫌いなスズキさんは早速仁輔に単刀直入に聞きます。

昨夜仁輔の家で何があったのか、あのハゲオヤジは何者なのか、そして何故仁美は殺されたのか。

それを聞いた仁輔は”ウフフ”、とまるでお花畑にいったかのような少し危ない笑みを浮かべ、引いているスズキさんに、”どうせこれは夢なんだし”、と伝えます。

”だってママが殺されるなんてあり得ない、誕生日パーティーをしていたら、急に鉄砲を持った変なヤツが入ってきて、それでママが…”、

記憶を辿る内に、それが現実であることを理解します。

おそらく泣き疲れたであろう仁輔は、どうしても取ってきたいものがあるから、と家に帰ると言い出します。

スズキさんは引き止めますが、

「ママが僕を呼ぶ声が聞こえたんだッ…！仁輔ッ！仁輔ッ…！って！」

「だから帰らなくちゃ…、もう一度ママに…」

言う事を聞きそうにない仁輔、何があるかわからない危ない場所に仁輔を行かせるわけにもいかず、スズキさんは自分が取ってきてあげるから、と隠れ家のシャッターを閉め、外側から鍵をかけ、仁輔の家へ向かいます。

自分の甘さに呆れるかのようにため息をつきながら、念のために銃を持ち仁輔の家に向かうスズキさん。

周辺はまだ静かで、まだ通報はされていないようですが、見知らぬ黒い車が止まっており、どうやら先客がいるようです。

仁輔の家に勝手に上がり込み、仁美と謎のハゲオヤジの死体を尻目に、くちゃくちゃと汚い食べ方で食べ物を貪る謎の二人の男。

どうやら謎のハゲオヤジの仲間のようで、連絡がないために様子を見に来たようです。

そこに隣の部屋である自分の部屋から銃を撃ち、一人を殺害、もう一人に銃を向けて問いただします。

「あんた達、何者…？なんでその家の親子をつけ狙うの…？」

その男は自分はただのチンピラで何も知らない、ただハゲに雇われて親子を探すのを手伝っただけだ、報酬を貰う約束だったのに一向につかまらないから来てみただけで何も知らないとのこと。

それじゃあ用なしね、と殺そうとするスズキさんに男は命乞いをし、ある情報をしゃべります。

「そういえばハゲが前に“5億円事件が”どうのって漏らしてたよッ…」

その情報を聞き、後で調べてみようと、仁輔の願い事であるカメラを回収し、背を向けた隙をナイフで狙う男をあっさりと返り討ちにし、家を後にします。

隠れ家に戻る最中、仕事でもないのに3人も殺したことを嘆きつつも、5億円事件とは何なのか、殺しを見られた仁輔をどうするか、殺してしまうのが一番自分の安全のため、と考えつつ、カメラに残された1枚の仁輔と仁美の写真を見ながら、戸惑いつつもせめてもの冥土の土産に、と隠れ家に戻ります。

しかし、そこには高所にある窓から脱出した形跡だけが残り、仁輔の姿は見当たりませんでした。

 

母親のことを想いながら、必死に家まで走る仁輔。

辿り着いたそこには既に警察が現場検証のため通行止めをしており、野次馬に囲まれていました。

運び出される布がかけられた担架から、仁美であろう髪が見え、仁輔は絶望に陥り、立ち尽くします。

そこへ警察に声をかけられたその時、脳裏に父親の言葉が強く響きます。

「警察は信用できない！」

ダッシュで逃げ、走りながら自分の家だった場所のベランダを眺めると、母親が笑顔でお弁当を持ちながら”仁輔！”と呼びかける姿と声が聞こえます。

「…ああ、ママ、もう一回…、もう一回だけ僕の名前を…」

足がもつれ、地面に倒れ込む仁輔、そこへ車で仁輔を探すスズキさんが辿り着き、仁輔を見つけ、叫びます。

「ジンスケッ…！！！」

その言葉を聞いた刹那、仁輔は顔をぐしゃぐしゃにして

「ママァー！！！」

と泣き叫びながら、スズキさんに抱き着き、しがみついて泣きじゃくります。

思わぬ反応にどうすればいいかわからず焦り、困惑するスズキさん。

困惑しつつも優しく抱きしめようとしますが、何やら照れくさくなり、突き飛ばしてしまいます。

 

警察が来たので慌てて車で立ち去る二人、隠れ家へ戻ります。

隠れ家でカメラを大事そうに抱えながら穏やかな顔で眠る仁輔。

そんな仁輔にスズキさんは銃口を向けますが、もう殺せはしないことは自分でもわかっており、銃をおろし、殺せもしない、放り出せもしない、二人で生きていくわけにもいかないし、と自嘲気味に笑います。

カメラを抱いて静かに寝息を立てる仁輔を優しい表情で見つめながら、抱き着かれた時の感触を思い出し、そっと自分の頬に手を当てて呟きます。

「子供って、本当に温かいんだなァ…」と。

 

と、ここまでが『スズキさんはただ静かに暮らしたい』2話のネタバレです。

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スズキさんはただ静かに暮らしたい｜1巻2話感想

仁輔はやっと父親を失った悲しみを乗り越え、母親と二人で頑張っていこうと誓ったその時、母親が殺されるというまさかの展開があまりにも衝撃すぎます。

何故仁美と仁輔は命を狙われたのか、謎の男が発した「5億円事件」とは何なのか、そして仁輔が警察に呼び止められた時に脳裏に浮かんだ父親の言葉、「警察は信用できない」、これは何を意味するのか。

スズキさんも実は凄腕の殺し屋で、あっさりと謎の敵を返り討ちにしつつも、仁輔に抱き着かれた時の取り乱した反応は殺し屋とは思えない可愛らしさです。

殺し屋でありながらも、幸せそうな母娘のやり取りが頭に残っていたり、自分の保身を考えれば仁輔を殺せばすむことなのに、殺すこともできない。

そんな非情に徹しきれないスズキさん、どうして彼女は殺し屋になったのかも気になります。

スズキさんはただ静かに暮らしたい｜1巻2話まとめ

今回は『スズキさんはただ静かに暮らしたい』1巻2話のネタバレや感想、そして『スズキさんはただ静かに暮らしたい』を無料で読める方法についてまとめました。

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