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コールドゲーム|ネタバレ7話(3巻)感想!アーサーの幼少期がかわいい!

人気少女漫画「コールドゲーム」が面白く、3巻7話からネタバレをお伝えしたい!と思い…今回は「コールドゲーム」3巻に収録されている7話のネタバレや感想についてお伝えします!

 

部長
部長
今回は和泉かねよし先生の「コールドゲーム」という作品のネタバレをお伝えします!
ウサ美
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ファンタジー系の作品ですね♪

ニャン子
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「このマンガがすごい!2019オンナ編」にも堂々ランクインした作品ね

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部長
部長
まずは『コールドゲーム』前回までのあらすじをザックリを見てみましょう

コールドゲーム|前回までのあらすじ(6話)

主人公のアルナは、B国の王女。

ある日突然E国がアルナを迎え入れたいという誘いが来る。

E国とは、西の果てにある強国で、争いが絶えず血なまぐさい国だ。

生き延びる為にアルナは女騎士「カミラ」として、カミラは「アルナ」として入れ替わり、E国に行く。

夜、アルナは王の側近、アーサーと出会う。アーサーはアルナを「本当に生きようとしたことがない」と言い、侮辱する。

そして王の居城で、アルナ達はアルナ以外の王妃5人と面会する。そうこのE国ではこの王妃の中から1人だけ選ばれるということになる。

ある日第5王妃リズィーと関わるようになるが、あらぬ罪を被せられリズィーは処刑されてしまい…

 

と、ここまでが『コールドゲーム』6話のあらすじです。

>>『コールドゲーム』6話のネタバレはコチラから

コールドゲーム|ネタバレ7話(3巻)

「アーサー、やっぱり帰ろうよ」

それはケイとアーサーが小さい子供の頃、2人は化物が棲むと噂のある塔に来ていた。

「おじけづいたかケイ!ボクは化物を倒すぞ。そしてこの名に恥ずかしくない英雄になる!」

アーサーは、この塔にはドラゴンがいると思い、そのドラゴンを倒そうとしていた。

どんどん奥へ進んでいくと、突き当たりの所に、扉があった。
扉の小窓を恐る恐る開けて、中を見てみる。

しかしそこには、ドラゴンではなく恐ろしい目をした、髪の長い女がこちらを見ていた。

ぎゃああああ

恐ろしいものを見たように取り乱したアーサーはすぐさま逃げ出し、何も見ていないケイは訳が分からず、アーサーに続いて塔を出る。

「アーサー!!どこへ行ってたの!?」

アーサーのお母さんは、血相を変えて彼に尋ねる。そしてさらに、

「私の目の届かない所に行ってはダメと言っているでしょう!どうして私の言うことが聞けないの?どうしてなのっ」

アーサーに、不安そうに詰め寄る母親。すると、後ろから

「マーガレット。そのように叫ばれては、美しい小鳥のようなあなたの声がつぶれてしまいます。」

そう声を掛けたのは、

「ヘンリー兄様!」

アーサーは嬉しそうに、彼をそう呼んだ。

しばらくして母親は、アーサーに

「ヘンリー様に甘えるのはおよしなさい。あの方とおまえは立場が違うのです。わきまえなさいっ」

アーサーは、その母の言葉に膨れてしまう。

 

アーサーの父親は、アーサーをよく可愛がってくれていて、亡くなった前妃が産んだのが、太子ヘンリーだ。

太子ヘンリーが産まれ、跡取りには申し分ない子だったため、次の妃には美しさと若さのある母 マーガレットを選んだのだ。

アーサーは、ヘンリーからもらった小刀を見て、とても喜んでいた。

「よしっ、おまえは“ドラゴンスレイヤー”と名づけよう!かっこいい!!となると、やっぱドラゴン退治の冒険は必要だな・・・」

~~嫌いなわけじゃない。嫌いなわけじゃないんです。ただお母さまといると、息が詰まる・・・

 

夜になり抜け出したアーサーは、再びあの塔に忍び込んでいた。

そしてあの扉の前に来ると、

「ちくしょう!飯くれてやってんのにこの獣がっ!ふざんな!飢え死にしろっ!!」

叫び声とともに、男が扉から出てきた。
アーサーはビックリ。

男はそのまま扉の鍵を閉めずに立ち去ってしまった。

アーサーは鍵が閉まってないことを、知らせなきゃ。と思ったが、そのまま中に恐る恐る入ってしまった。

警戒しながら入るが、中には何もいない。

するといきなり後ろから、何かに蹴られ、アーサーは倒れ込んでしまう。

「あーーー!ドラゴンスレイヤー!!」

倒れ込んだアーサーは、あの小刀を奪い取られてしまった。

そしてその“ナニか”は、その小刀で鎖を切ろうとしていた。

「くそっ、だめか」

アーサーは見上げると、鎖の先には・・・

髪の長い男。

鎖につながれた化物。

それがヴァリーとの出会いだった。

アーサーは男をぼーっと見上げていると、

「行け、ガキ。」

「え?」

「行けっつってんだよ!!」

アーサーは逃げるように塔から出て、ヘンリーの元へ。

「あぁ、“北の英雄・ヴァリー”のことだね」

ヘンリーは答えた。そして続けて、

「もちろん我々の英雄ではないよ。北の蛮族のことは知ってるね?アーサー」

「はい!野蛮で神を信じぬ獣のようなやつらなんでしょ?」

そう答えるアーサーに、ヘンリーは

「よくできました。北のここよりはるかに寒く岩山ばかりの土地に棲む。“服わぬ人々”。ヴァリーはその頭目だった男だ。ひとたび戦場に出れば、1人で100人は殺すと言われた。」

~~けど、あいつボクのことは殺さなかった。

アーサーは不思議に思った。

ヘンリーは、

「恐ろしく凶暴で御しがたい化物だ。運良く捕らえたが、生きてあの塔を出すことは決してないだろう。」

しかしアーサーはその後もあの塔に行き、ヴァリーの前に顔を出した。

「リンゴ持ってきてあげたぞー。何も食べ物もらってないんだろ?その代わり大人しく返すんだ、ボクの・・・ドラゴンスレイヤーっ!?!?」

男は鎖を断ち切ろうと、ドラゴンスレイヤーを使っていたので、刀はボロボロに。

それを見たアーサーはギャアアアと叫ぶ。

そんなアーサーに、ヴァリーは

「いいから、帰れ」

と言うが、アーサーは

「言葉は通じる!馬の調教だってとても時間がかかるとヘンリーが言っていた。ボクはやるよ。おまえは、ボクのドラゴンだっ!!」

キラキラした目でそう言うが、反対にヴァリーは青ざめた顔をしていた。

「縊り殺すぞ、ガキ。」

ヴァリーはアーサーの胸ぐらを掴み言うが、アーサーはじっとヴァリーの目を見て、

「おまえはしない。するなら出会った最初にしてた。なのにしなかった。ボクを、奪った剣で脅して人質としてもよかった。けどこどもだからしなかった。

おまえは、誇り高いドラゴンだ。」

ヴァリーはニヤリとして、アーサーはただの子どもじゃないと悟る。

アーサーはヴァリーに懐いて、2人は隠れて会うようになった。

なんとも、ヴァリーにとっては迷惑なこどもだったであろう。

それとも、牢の中の暇つぶしぐらいには思ってくれていたのか。

ある時ヴァリーは、神の話をしていた。

「俺達の髪は、海にいる、森にいる、火の中にいる。おまえ達は俺達を蛮族と呼ぶが、そうした神々の土地を奪いにきたお前達こそ蛮族だ。戦うのは当然のことだろ。戦わなければならない時に戦うのが戦士だ。・・・それでこの顔は誰にやられた?」

ヴァリーはアーサーの右頬が腫れているのに気付き、尋ねる。

「お母さまに叩かれた・・・。お母様はボクが近くにいないとダメなんだ。いつものこと。お母様の味方は少なくて、心細くていらっしゃるから、そばにいてあげなきゃいけない。だから悪いのはボクなんだ。だけど・・・、たまにどっか遠く冒険の旅に出たいなぁとか・・・思っちゃうんだ。」

シュンとして話すアーサーに、ヴァリーは

「それでここに来るのか。でもそれがバレたら、母ちゃん怒り狂うだろ。」

そう心配するヴァリー。アーサーは、

「あっそれは大丈夫!みんなには内緒にしてるし、こっそり通えるように、ヘンリーに鍵をもらったから!」

ニコリと分かってそういうアーサーに、ヴァリーは不信感を得た。

「なに!?そいつは、お前がこんな所に来てるのを知ってて止めないのか?」

「うん!ヘンリーはすごく優しい兄様なんだ!」

「いや、普通だったら・・・ありえねぇぞ?」

アーサーは、どうして?と言わんばかりの表情だったが、しばらく考えたヴァリーは

「いや、俺の知ったこっちゃねーが・・・知ったこっちゃねぇんだがな・・・。立て。」

急に、立てと言うヴァリー。

「一歩踏み出せ。そう、そいつがお前のきき足だ。後ろになった足を軽く曲げてみろ。」

そう言ってきたヴァリーに、アーサーは

「剣を教えてくれるの?でもボクもう他の先生に教わってるよ?」

少し申し訳なさそうに言うアーサー。
しかしヴァリーは、

「お前らのきれいな剣術とやらは騎士様同士のソレだからな。実戦はそうじゃねぇ。お前らの首を狩りまくった俺がそう言ってんだ。たしかさ。」

ニヤッと笑うヴァリーには、迫力があった。アーサーはその迫力に、ゾクッとした。

それからヴァリーのアーサーへの訓練は始まった。

「オラッチビ!もっと速く動けっ!そうじゃない。そら転けて死んだ!オラッ起き上がってよけれず、また死んだ!」

アーサーは訓練を受けた。

~~彼は俺のドラゴンだった。獰猛で、人に服せず。
けれど見識は机上で語る教師などより、よほど深く、せまい宮廷を生きる俺に外へ外へ、羽ばたく翼を見せてくれた!

 

そして5年後・・・

「アーサー!アーサー!」

「マーゴ!わざわざ出迎えに来てくれたの?ありがとう!半年ぶりの王都だ!」

アーサーは王都へ行くようだった。

マーゴという女性は、心配そうに

「アーサー、気を付けてね。今の宮廷はアーサーとマーガレット王妃・・・いえ、もう太后様ね。いらしたところと、だいぶ変わっちゃったと思うの。」

~~父王が死んだ。
後を継いだヘンリーがまず最初にしたのは、父王の側近を宮廷から一掃することだった。
俺の許嫁のマーゴのキャトリン家も、ケイのサセックス家も徐々に宮廷から追いやられようとしていた。

当然、俺も。

そして、アーサーは久しぶりに王都へ行き、ヘンリーと会った。

「すまないね、アーサー。私が若いせいか、まだいろいろ不安定なんだ。いなかの地にお前を追い出したような形になって。元気だったかい?」

アーサーは笑顔で

「いいんだ、仕方ないよ。それで兄様の役に立つならボクはうれしい!それで結婚するんでしょ?おめでとう!」

その言葉にヘンリーは、あぁ・・・とだけ返事する。

「相手、S国の王女なんでしょ?キレイな人だといいね!」

アーサーは自分のことのように嬉しそうに話す。

アーサーがヘンリーの元を立ち去ると、

「美しい子ですねぇ。金髪が天使のようだわ。」

ヘンリーの後ろから、声がする。
ヘンリーは、

「盗み聞きか、スタンレー。薄汚いお前らしいね。」

スタンレーは、

「あらあら、その薄汚い私があなたの結婚式を執り行うのですけどね。

私は神に仕える身。悪いことなんてしていませんよ!人を陥れたりも、あくどい金儲けもしていません。ここ2、3日は・・・」

そう言うスタンレーにアーサーは、フンッとだけ言い放った。

スタンレーはそんなヘンリーに構わず、

「アーサー王子、前国王陛下がこよなく愛した麗しのマーガレット王妃に、生き写しなのですね。残念ながら彼女は宮廷生活でお心を壊しがちだったようですが。

そんな母にも関わらず、たいそう出来の良い健気な王子に陛下は感心し、死の直前、後継者の変更を司教に語ったとか・・・。ただの噂ですがね。」

そう、前国王陛下は、次の後継者をヘンリーではなく、アーサーにしようとしたとの噂があったようだ。

アーサーはくだらん噂だと言い、さらに
「だが私の王位の正統性に疑問を持っているようだ。」

スタンレーは、

「そりゃあ疑問は持ちます。この噂を止めるのに、どんなステキなお返しもらえるのかしら♡ってね」

怪しい笑みを浮かべながら、そう言った。

その頃、アーサーは久しぶりにヴァリーを訪ねようとやって来た。

塔の扉を開ける。

「ヴァ・・・」

ビュンッ

鎖が飛んできて、アーサーはサッと避ける。

「フンッ。訛ってはいないか。」

ヴァリーは、アーサーを試したのだった。

「ちょっ、こわっ!ここ、壁削れてるよ!・・・ただいま、ヴァリー。」

アーサーがヴァリーを見て言うと、体中の傷に気付く。

「傷が増えてるね・・・。ボクがいなくなって、待遇が悪くなってるんじゃないかって心配だったんだけど・・・。

ヘンリーの結婚式に出るために、少しの間帰ってきたんだ。だから終わったら、また田舎に戻らなきゃ。ヴァリー連れてけないかな?」

ヴァリーの手の傷を擦りながら、アーサーは心配そうにそう言った。

しかしヴァリーは、

「俺は犬猫じゃない。この足を見ろ。筋を切られている。もう走れることはない。なのに足枷をし、こんな特別なお部屋に閉じ込めてやがる。笑うぜ。」

そう言うヴァリーに、アーサーはさらに表情を暗くして、

「ヴァリーは、ボクが憎い・・・?

ボクはお前をこんな目に合わせてる敵の王子だ。その溝が埋まることはないと、今はもう分かるよ。

けどボクはヴァリーが好きだ。ボクに色んなことを教えてくれて、かっこよくて誇り高いお前が大好きだ。

溝を埋めようとは思わない。けど溝の上から手を伸ばして、手を握ることはできない?それじゃダメ?それじゃダメなのかなぁ・・・?」

アーサーは涙を流す。

泣いているアーサーの頭を、ヴァリーは黙って撫でる。

そして2人は寄り添って話をしていた。

「ヘンリーが結婚する。お祝いに罪人に恩赦が出ることがある。自由にしてあげることは無理かもしれないけど、もっと環境のいい所に移送することは出来るかもしれない。ヘンリーに頼んでみようと思う。」

ヴァリーは、ヘンリーを止めようとする。しかしアーサーは、

「これはボクのためだ。ボクは、ボクのドラゴンが青空の下にいるのが見たい。どうしても!」

そして2日後、花嫁カザリンが王都に到着した。これで強大なS国王家の後ろ盾を、ヘンリーは手に入れたことになる。

アーサーはカザリンを出迎えた。

「よく肖像画とは、似ても似つかない花嫁が来る・・・なんて不幸話聞きますが、あなたは本当にきれいだ!ヘンリーは幸運です。」

そうアーサーはカザリンに言うが、カザリンはキリッとした表情で、

「当然です!私は美しく、価値ある女です。」

そう言った。アーサーはポカンとして

「きれいな上に、おもしろい花嫁なのですね!素晴らしいです。」

そして、カザリンも

「おもしろいっ!?」

と、アーサーの言葉に反応する。

その会話を聞いていたヘンリーは、笑いだしてしまった。

笑っているヘンリーに、カザリンは

「なんでしょう!私にご不満なところでも?」

キッとヘンリーを睨み、言う。

ヘンリーは、

「とんでもない。私は今、あなたを花嫁にできる幸運を噛み締めているのですよ。」

そしてさらに、

「例えば今、あなたに失礼な発言をした私の弟。鞭打ちにでもしましょうか?」

カザリンはビックリした。
ヘンリーは、さらに

「ご安心を。弟をかばいそうな者達はもうほとんど残っておりません。そこにあなたの家の力を加えれば、私達を阻む者はいません。思うがままに振る舞えるのですよ。

アーサー、仲良しごっこは長かったよ。そろそろ立場をわきまえてもらおうか。王には絶対服従だ。

まずお前の可愛がっている塔の化物、アレを殺せ。」

そう不気味に、アーサーに言い放った。

~~この残酷な世界で生きたいなら、生き残りたいなら、助けを求める手で剣を握れ。
幼き日、オレはそう学んだ。

 

 

と、ここまでが『コールドゲーム』7話のネタバレです。

>>『コールドゲーム』8話のネタバレはコチラから

ニャン子
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部長
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ニャン子
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部長
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コールドゲーム|7話(3巻)感想

第1、2巻では見られなかったアーサーの幼少期の話でした。

今までの私の中のアーサーの印象とは違うキャラクターでした。

とても正直でかわいい男の子だったのですね。

そして、優しい兄だと思っていたヘンリーが結婚したと同時に豹変し、ヴァリーを殺せ、だなんて、とっても酷いと思いました。

だって、ヘンリーはアーサーがヴァリーに懐いていることを知っての命令だったのだから。

ニャン子
ニャン子
ヴァリーはこの先、どうなってしまうのだろう・・・
ウサ美
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アーサーは、王の命令に逆らえず殺してしまうのでしょうか
部長
部長
とっても、とっても気になります(><)

コールドゲーム|7話(3巻)まとめ

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部長
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ただ、ブログでお伝えするには表現の限界があるので・・・
ウサ美
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