嫌いでいさせて1巻3話ネタバレ！葉月の芽吹く想いと零斗の親子の絆

今回はひじき先生の『嫌いでいさせて』の1巻3話のネタバレ込みのあらすじや無料で読める方法についてお伝えします。

零斗(なおと)が男子生徒に襲われるという事件がきっかけで、互いの過去を知った零斗と葉月(はづき)。

ヒートに入ってしまった零斗のため、葉月は友人の京介(きょうすけ)にSOSの電話をかけます。

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嫌いでいさせて｜1巻3話ネタバレ込みのあらすじ

ヒートに入ってしまい、ぼんやりとした意識の中でまた人に迷惑をかけてしまったと自分を責める零斗。

用務員室で休んでいる零斗の元に、零斗の母親と娘のしずくが駆けつけます。
用務員の木村(きむら)さんが状況を説明します。

数時間前にヒートになり、すぐに抑制剤を服用させたこと。
他の場所だとまだ生徒が残っているため、用務員室に運んだこと。

説明を聞いた零斗の母親は、零斗の首筋に血がついているのを発見します。
まさか襲われたのではと顔を青くしますが、それは葉月の血でした。
それを聞いた零斗の母親は困惑した表情を浮かべます。

一方、保健室で親の到着を待っていた葉月は京介に問いかけます。
自分は零斗や他の人に酷いことをしなかったかと。
葉月は自分の欲求を抑えることに必死になり、先程のことをあまり覚えていないのでした。

葉月の問いかけに少し困った表情をする京介。

京介は葉月からのSOSの電話を受け、すぐに木村さんもつれて体育館倉庫に向かいました。
そこにいたのは、零斗を守るかのようにきつく抱きしめる葉月。

葉月の目はまるで獣のようで、いつも一緒にいるはずの京介でさえ恐怖を覚える威圧感があったのです。
葉月の威圧感のおかげで京介は零斗に襲いかからずに済みました。

ベータでさえ誘ってしまう零斗のヒートの匂いを耐えた葉月。
その理性に感心する京介を置いて、葉月はトイレに向かいます。

個室で先程のことを思い出す葉月。
ヒートの匂いで頭が沸騰しそうになったことに、自分が零斗が嫌うアルファであることを嫌というほど実感します。
そして、京介や木村さんが来なければ無理矢理にでも零斗を襲っていただろうと。

無事帰宅した零斗は、母親にしずくを預けることにします。

「ヒートって、番ができたら治るんだよね?」

まだ自分の第二次性も分からないしずくが、そのことを知っているのは以前通っていた子供の無邪気で残酷な好奇心のせいでした。

その子供たちはしずくのママである零斗がオメガだという理由で突き放したのです。
オメガは男でも赤ちゃんを産めるが、番がいないと周りに迷惑をかける人だと。

しずくは泣きながら帰ってきました。
その涙は仲間外れにされた悲しさからではなく、零斗を否定されたことに悲しんでいたのです。
ママがオメガでなければ産まれてこなかったのに、ママは何も悪いことをしていないのにと。

それから零斗はしずくを転園させ、しずくはそれから第二次性の話をしなくなりました。

第二次性の話をしたのはその日以来。
零斗がしずくにヒートの姿を見られたのは今回が初めてでした。
思わず避けていた第二次性の話をしてしまうくらいには、今の自分の姿に驚いてしまったんだろうと零斗は思います。

そして母親が持ってきてしまった葉月のジャージを見て、零斗は葉月のことを考えます。
本当に自分のことを噛まなかったんだと。

抑制剤を飲む前のことはおぼろげにしか覚えていない零斗でしたが、葉月の体が大きくて熱くていい匂いがしたことは覚えていました。
その匂いを求めて、零斗の手がジャージに伸びます。

本能のままにその匂いを嗅いで自身を慰める零斗。
今までよりも過敏に反応する自分の体に困惑します。
達する瞬間に想像したのは葉月と繋がっている場面。

時を同じくして、葉月も零斗と繋がる想像で達してしまいます。

「次会った時、どんな顔すればいい…?」

少しだけ落ち着いた頭で、二人とも同じことを考えたのでした。

零斗の体が落ち着いたのはそれから一週間も後のこと。
いつもなら三日くらいで治まるはずなのに全く治まる様子がありませんでした。

ヒートでない時でもオメガの匂いは相当なはず。
それなのに自分を守ってくれた。
零斗は葉月のジャージに触れ、彼に想いを馳せます。

葉月は自分の腕を見て、零斗のヒートのことを思い出します。
何回も思い出そうとしている、京介に電話をした後のこと。
記憶になくとも、痛みでしか紛らわせなかった衝動があったのだろうと。
おそらく『零斗を孕ませたい』と思ってしまったのだと。

零斗を怖がらせてしまったことを後悔しますが、零斗のヒートの匂いを思い出すだけで体が熱くなる葉月。

そんな葉月の後姿を見て、とある女子生徒が顔を赤らめます。

「…やっと見つけた。私の運命の番!」

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嫌いでいさせて｜1巻3話感想

ヒートが落ち着いて、零斗が葉月のことを気にし始めて…というところでまた何か起こりそうな気配ですね。

二人だけではなく、零斗の娘のしずくもまた性別だけで評価される世界の被害者だったのですね。
しかし友達と遊べなくなってしまったことではなく、零斗を否定されることに悲しんで泣いたしずくはとてもいい子ですね。
これはもう三人まとめて幸せになってもらわないと……!

以上、『嫌いでいさせて』1巻3話のネタバレと感想でした!

嫌いでいさせて｜まとめ

今回は『嫌いでいさせて』1巻3話のネタバレや無料で読める方法についてお伝えしました。

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